留学の費用について
留学にかかる費用は、それぞれ「留学の目的」「留学する期間」によっても大きく上下します。また、学校ごとに学費が異なるので、ある程度の予算や目的、留学期間を決めたうえで、留学のスペシャリストに相談する事で、個々ににあった留学プランが組みやすくなります。

アメリカへの留学費用は大きく分けると下記の4つの費用から成り立っています。
1)年学費(授業料・プログラム費・教材・英語補習費・留学生費用・施設使用ラボ費・緊急予備費)
授業料(Tuition)は、大学ごとに金額が設定され、東海岸に多く位置する私立大学の学費は、約$50,000を越えるものが多く東海岸や西海岸に比べると、中西部や南部のほうが、大学の授業料は安い傾向があります。また私立大学、美大や音大などは高額な授業料が設定されています。
州別1年間の学費平均 (2021年-2022年)
- ワイオミング州 $6,100
- フロリダ州 $6,370
- ニューハンプシャ州 $17,040
- バーモント州 $17,750
(参照:College Board)
州立大学は、政府からの支援(州の税金)で運営され、その州の住民の授業料は安く、留学生は、2~3倍の授業料が設定されています。私立大学では政府からの支援は無く、学生が払う費用の収入で足りない分を、卒業生からの寄付、大企業との共同研究の為の大口の寄付などで支えられています。私立大学よりも州立大学のほうが安いとは限らず地域によっては大きく異なります。
カテゴリー別1年間の学費平均 (2021年-2022年)
- 短大 $3,800
- 公立4年制大学(州民) $10,740
- 公立4年制大学(州外) $27,560
- 私立4年制大学 $38,070
(参照:College Board)
2)滞在費(寮費・食費)
寮費・食費(Room & Board)は住む地域によって大きく異なり、留学にかかる費用で学費の次に最も大きな部分は、滞在費です。宿題が多いアメリカの学校では、帰宅後の時間をどう有効に使うかによるので、どうしても1人暮らしをしたいという希望がない限りは、キャンパス内にある寮に住む方がメリットが高いと言えます。食事(ミールプラン)はオプションで、週10/14/21食を学校で提供される食事をダイニングホールで食べるか、ミールプランなしかを選べます。
- キャンパス内にある学生寮(家具ありの個室か相部屋)
- 学校周辺の民間アパート(家具は自身で準備する個室)
- ホームステイ(家具ありの個室)
カテゴリー別1年間の寮費・食費平均(2021年-2022年)
- 短大 $9,330
- 公立4年制大学(州民)$11,950
- 公立4年制大学(州外)$11,950
- 私立4年制大学 $13,620
(参照:College Board)
参考:アパート家賃平均
- カリフォルニア $1,500
- バージニア $975
- テキサス $1,016
3)生活関連の雑費(おこずかい・交通費・娯楽費、雑費)
都会で暮らしをする場合は、日々の食事をはじめとして遊ぶ機会も多く何かとお金を使う機会が増えるの対し田舎の大学での生活は、物価も都会と異なるので、お小遣いは都会に比べると遥かにかかりません。
レストランでの平均の食事代
- カリフォルニア $11.03
- バージニア $10.23
- テキサス $10.78
1ガロン平均牛乳代
- カリフォルニア $2.69
- バージニア $2.07
- テキサス $3.48
4)その他(航空券、留学生対象の海外傷害包括保険料、ビザ申請時の関連費用など)
学生ビザの申請準備には、学校との連携、大使館でのインタビューの予約など、留学前にやらなくていけない事が多くあり渡米前の約3ヶ月間の準備期間が必要となります。医療費が高額なアメリカでは、必ず健康保険に加入する事をお勧めしています、多くの大学では、大学が提供している独自の健康保険があります。
- 航空券代 10万~15万円
- 海外旅行保険料 20~30万円(オプション)
- ビザ申請費 約2万円(160ドル)
- SEVIS費 約4万円(350ドル)
- 予防接種費用 2~5万円