アメリカで変化する大麻(マリファナ)事情
留学生が知っておきたい最新動向と注意点
アメリカでは近年、大麻(マリファナ)に対する社会の考え方や法律が大きく変化しています。
最新の米国保健福祉省の調査によると、2025年には「毎日またはほぼ毎日マリファナを使用する人」の数が、日常的にアルコールを飲む人を初めて上回ったことが明らかになりました。
これは、アメリカ社会におけるライフスタイルや嗜好品に対する価値観が変化していることを示す結果として注目されています。
マリファナ使用者が増加
米国保健福祉省が実施した「薬物使用・健康に関する全国調査(National Survey on Drug Use and Health)」によると、
2025年時点で12歳以上の
- 毎日またはほぼ毎日マリファナを使用する人:約2,140万人
- 毎日または頻繁に飲酒する人:約1,720万人
- 毎日喫煙する人:約1,990万人
となり、日常的なマリファナ使用者が飲酒者や喫煙者を上回る結果となりました。
また、2022年から2025年の間だけでも、日常的なマリファナ利用者は約21%増加しており、特に26歳以上の成人で利用が広がっています。
なぜ利用が増えているの?
その背景には、多くの州で医療用や嗜好用としてマリファナが合法化されたことがあります。
以前は違法薬物というイメージが強かったマリファナですが、現在では州によっては専門店で販売されるなど、以前より身近な存在となっています。
ただし、州ごとに法律は大きく異なり、連邦法では現在も規制対象です。
そのため、「他の人が使っているから大丈夫」と安易に考えるのは危険です。
留学生が特に注意したいポイント
留学生の皆さんにぜひ知っておいていただきたいのは、「合法=誰でも自由に利用できる」というわけではないということです。
学生ビザ(F-1)で滞在している留学生は、アメリカの移民法やビザの条件にも注意する必要があります。
州によってマリファナが合法であっても、連邦法では依然として違法薬物に分類されているため、留学生が使用した場合には、将来のビザ更新や入国審査などに影響を及ぼす可能性が指摘されています。
また、教育機関によっては、キャンパス内での所持や使用を禁止している場合もあります。
健康への影響も理解しておこう
マリファナは医療分野で活用される一方で、頻繁な使用については、
- 依存症のリスク
- 判断力や集中力への影響
- 精神面への影響
などが懸念されています。
特に成長期にある若年層への影響については、現在もさまざまな研究や議論が続いています。
留学生活で大切なのは「現地のルールを知ること」
海外留学では、文化や法律、日本との違いを理解することも大切な学びの一つです。
「友人に勧められたから」「州では合法だから」と安易に判断するのではなく、自分の立場や留学生としての責任を理解し、現地のルールを守って行動することが重要です。
当センターからのアドバイス
アメリカは州ごとに法律や生活習慣が大きく異なります。
留学前に現地の文化やルールを理解しておくことは、安全で充実した留学生活につながります。
当センターでは、学校選びやビザのサポートだけでなく、現地で安心して生活するためのオリエンテーションや最新情報もご案内しています。
留学を検討されている方や保護者の皆さまは、ぜひお気軽にご相談ください。



