Q-1.アメリカのエクステンション留学の意味とは何ですか?
A-1.エクステンションのプログラムは、生涯教育が盛んなアメリカならではの特徴の一つです。大規模な4年制大学内に、社会人向けに開校された公開講座で、短期・長期のコースが他種多様あります。現在、米国留学中の正規留学生には、直接関係ないものです。主催組織の多くは、州立大学による運営で、大学教授が教えたり、実践教育の優先目的から、米国企業のトップが専門分野で教壇に立つ事もあります。カリフォルニア州立大学グループの中には、エクステンションを開校している大学が多いです。「エクステンション」の意味とは、延長、さらに学ぶ志を勧めて新しいスキル・知識を積み重ねて行くとの理念から名付けられたものです。
Q-2.エクステンション留学で提供されているプログラムで何が学べますか?
A-2.ポピュラーなプログラムを例にとると, 国際ビジネス、国際金融(Int’l Finance)、ビジネスアドミニ、デジタルマーケテイング(Digital Marketing)、ホスピタリテイ―マネージメント、ツーリズム、英語教授法(TEFL、TESOL)IT・テクノロジー分野では、ACPデータ―サイエンス、データーアナリティクス分析とビジネス(Data Analytics for Business)、アカンティング(会計)、ACPイノベーション管理と起業ストラテジー(ACP Innovation Management &Entrepreneurship)、環境問題(Environment Studies)など多様です。日本からの社会人の為のキャリアアップ、並びに日本の大学生の学部聴講や履修単位を、期間限定で目指せるパスウエイ留学として利用されたい方にもお勧めです。
Q-3.アメリカのエクステンション留学で、9ヶ月修了証書コースを終えたら12ヶ月の有給インターンできるのって本当?
A-3.
はい、本当です。 職務経験のある社会人対象のプログラムが多い中、日本からのエクステンション留学に参加される現役の日本人大学生でも、英語力のハードルさえクリヤーできたら、参加できるプログラムが多々見つかります。3ヶ月の短期コースから1学年の9ヶ月コースまで、さまざまなコースが準備されております。サーティフィケートコースとは、9ヶ月コースを受講して最終テストに合格すれば授与されるプログラムで、ディプロマコースとは、さらにもっと長期コースの受講期間で学ぶ人に対して授与されるものです。対象はアメリカンの社会人、並びに海外からの留学生達も含まれます。
有給のインターンシップは、ペイドインターン(Paid Intern)と呼ばれ、9ヶ月間のプログラム修了する3ヶ月前から、エクステンション事務局経由で米国移民局(USCIS)にOPT(Optional Practical Training)を申請します。労働許可のワークパーミット(Work Permit)が発行されたあと、アメリカ企業で見習いインターン研修生として、始めて実務経験が積めます。このコースは、大学を1年休学したい方や、在籍する大学の認定留学を活用したい方にとっても、利便性が高い人気コースです。且つ、日本での就活前に英語もマスターできる、言わば一石二鳥にもなるグレードアップ留学で、その成果を日本に持ち帰り役に立ちます。
Q-4.エクステンション留学は、年何回の始業(日)から選べるの?
A-4. 主催するエクステンションの大学にもよりますが、年に2~3回が多いです。有給インターンが1年できるをコースの中には、毎年1回のみの入学受け入れを設定しているエクステンションも有ります。`
Q-5.エクステンション留学は、年何回の始業(日)から選べるの?求められる英語スキルは?
A-5.
アメリカのエクステンション入学には、学部に出願するよりも求められる英語力は、やや緩やかです。トイフル(TOEFL)や、アイレッツ(IELTS)テストのスコア以外に、トイック(TOEIC)の点数680でも英語力証明オーケーと認定してもらえる州立大学アーバインエクステンションも穴場で、ありがたいですね。トイックテストの方が、トイフルテストよりも点数がはるかに取りやすいため、英語力を試される方にとっては、その分ハードルが低くなる嬉しい情報です。
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州立大学サンデイエゴ(通称:SDSU)、ノースリッジ(通称:CSUN)のエクステンションだと、トイフル61点とかなり低い英語力からでも受け入れてもらえます。大半の大学のエクステンション出願時には、トイフル75~79点が必要となります。同じ州立大学でありながら、必須な英語力でこうも差が開くのは理解できませんが、受講後に授与される修了証書のサテイフィケートは、社会的には同じものと評価されます。
Q-6.エクステンション留学は、どんなロケーションで運営されているの?
A-6. 同じ大学の敷地内で行われる場合と、離れた別の施設で”エクステンション〇〇大学”との看板を出して運営されていたりします。社会人が仕事のあとに夕方から受講しやすい時間帯に始まる、夜間クラスも多く見られます。よってエクステンションには、アメリカンの社会人向け、留学生でも受講しやすいコースが、同時進行で開設されているとご理解下さい。正式にアメリカの大学に入学をせずとも、このエクステンションに直接申請をすれば、大学の授業を履修できて、単位取得もできる訳で、日本の在籍する大学に持ち帰って、単位の移行を認めてもらう事もできます。日本の現役大学生で職歴がゼロでも、大学を休学して短期(1学期)又は、1学年度(9ヶ月)を海外で過ごせる「お手軽留学」として、活用できる便利なプログラムと言えるでしょう。
Q-7.エクステンション留学は、どんな人に向いているの?学生ビザは必要なの?
A-7. 日本からエクステンション留学をしたい方の動機を見てみますと、(1)学部入学を正式にしないで米国の大学で正式に短期間だけ学びたい、(2)日本の職場に関連した内容を英語で学び直し、帰国後のキャリアップに繋げて、就活を図りたい転職志向者、(3)期間限定の認定留学で、アメリカン学生と一緒に授業を受けながら履修単位を取り、学生間での交流を持ちたい、(4)1年の休学留学のパスウエイで、資格取り+有給インターンで実務経験を履歴書に記載し、日本での就活をさらに有利に展開したい、など。理由は何であれ、思い立って実践に移せる行動力こそ、皆さまのエネルギーの発散と、夢と想いを形にする、その第一歩となります。
Q-8.アメリカのエクステンション留学の授業料は、どれくらいするの?
A-8.一番短期のクラス、1タームが3ヶ月のセッションで、$6000~$8000(149円換算で89万4千円~119万2千円、2024年春)が見込まれます。9ヶ月間の修了証書コースは、これを3倍した3ターム分に充当する為、決して安い費用とは言えません。それに滞在費+航空運賃+保険が加算されるため、1学年コースの総額費用は、約$33000~$35000前後(491万7千円~521万5千円)は最低みないとならないでしょう。 カリフォルニア州立大を4年掛けて卒業する総額費用と比べたら、1学年分の費用だけで、アメリカで1年間働けるチャンスもつかめるなら、十分にプラス要因はあると捉えることもできるでのではないでしょうか。
Q-9.アメリカのエクステンション留学の3ヶ月コースだけなら、学生ビザの申請は不要なの?
A-9.学生ビザは必須です。例え3ヶ月でも授業時間数が、フルタイムの学生として扱われる内容となるためです。米国のF-1ビザの初回申請では、5年間有効なビザが取得できる可能性が大なので、日本に帰国後でも再渡米が5ヶ月以上の期間を過ぎていなければ、同じ学生ビザで再渡米が可能です。どこの大学エクステンションも、クラス編成サイズは、15~20名以下です。短期間だけの参加者ですと、大学が運営している大学寮や学生アパートに入居できない可能性があり、オフキャンパスに在るハウジング先からの通学となる可能性が大でしょう。