APプログラム

APとはAdvanced Placementの略で、高校在学中に大学レベルのカリキュラムが学べる科目を意味します。北米のAPプログラムは、世界的に認知されており、担当教師の許可を受ければ受講ができ、その履修単位は進学先の大学で移行できる単位として認定されることが多々あります。勿論、受け入れる大学にもよりますが、高校在籍中に短大・4大の1学年度分に相当する30単位クレジットを取得する優秀な生徒も見受けられます。この制度は残念ながら、日本の高校制度にはありません。移行できる単位が多いほど、大学の費用を大幅に減らし、卒業する時期を早める事もできるわけです。

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但し、英語のハンデがある日本からの留学生の場合、語学力が不十分のまま無理してAP科目を選ぶと、平均成績GPAの評価を下げてしまう為、私たちはお勧めいたしません。詳しく例にとって説明すると、生物(バイオロジー)の一般科目を取るか? 生物APを取るか?は、各生徒のオプションが基本です。一般生物で仮に「A」の成績を取った方が、生物APで「C」を取るよりも、成績評価の平均スコアがグーンとアップします。大学に持っていける単位数を優先するか、出願時に有利となる高い成績GPAの数値が上げやすい方を選ぶかと言う考察が、高2(11年生)に在籍中の留学生にとって、大学の受験対策上で重要な選択肢ともなるわけです。

アメリカから3年で卒業できるヨーロッパの大学に留学するには、アメリカの大学レベルの一般教養をある程度学んでいることが受験資格となっています。その為APプログラムの3つのコースで3以上のスコア(成績)を収めると、ヨーロッパの大学への入学資格が得られます。

APプログラムのスコア

APプログラムは、1から5までのスコアで評価し、大学の単位クレジットとして認定されますが、承認方法と移行できる履修単位数は入学する予定の大学により異なります。仮に大学への移行単位が認められない場合でも、高校のAPプログラム履修者なら、同等レベルのクラスからの履修で始める事が出来ます。いずれにしても、高い学力を有する生徒だけが受けるのがAP科目だと、社会的に広く認知されている事には変わりありません。各科目のAPテストは学年度末に実施され、テストの日時が決められています

DUAL CREDIT(デュアルクレジット)とは?

これは、高卒に必要な一般科目の受講条件を満たしながら、短大・4大レベルと認定されたAP科目を、高校にいる間に稼げる単位を意味します。DUAL CREDITを目指すかどうかは、生徒達による自由な選択オプションですが、在籍する高校が幾つのAPプログラムを提供するかは、高校レベルの背景によっても異なるわけです。私立・公立の両方の高校でAPは提供されていますが、時たま、それらの高校周辺にある公立短大・州立4大と、彼らはコラボレーションを組んで、高卒後に提携先の短大・4大に進学する生徒を対象に、その高校で履修したDUAL CREDIT指定科目のすべての単位移行を認めると言った、契約(Marticulation Agreement)を掲げる傾向が、最近は目立つようになりました。これにより4大を3年間、短大を1年間で、最速卒業も可能となります。

/ 早く高校を卒業することが何より優先と言う判断ではなく、学力が高い生徒にはそれなりに見合った教育チャンスの選択を与えて、財政的な支援にも繋がるとの判断から、成り立っている制度と言いかえれるでしょう。これも日本の高校では存在しない制度の一つです。

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APプログラムの科目

APプログラムは美術史、数学、化学、生物、文学、物理、外国語など、全部で38コースの科目が有りますが、APプログラムを履修する準備段階として、その科目の初級レベルのクラスを優秀な成績を修める事が求められています。各高校によって提供されているAP科目数とその種類は異なり、AP科目を多く提供している高校ほどアカデミックのレベルが高い高校と言えます。一般的に8-15前後のAP科目を抱える学校が標準的で、16以上のAP科目がある高校ですと、AP受講希望生が校内に多い背景が伺えるトップレベルの高校と評価できるでしょう。ハーバード大学などのアイビーリーグと呼ばれる大学受験では、必要なAP科目数は8つ、その下のトップ20の大学では6つ、トップ100の大学受験でも4つは必要と言われています。

キャリア別推奨APプログラム

医療/エンジニア/IT
1. AP Calculus AB
2. AP Physics 1
3. AP Chemistry
4. AP Computer Science
5. AP Biology
6. AP Environmental Science
会計/ビジネス/ファイナンス/芸術
1. AP Statistics
2. AP Microeconomics
3. AP Macroeconomics
4. AP Literature
5. AP English Language & Composition
6. AP Human Geography
7. AP Englsih
8. AP Drawing
9. AP World History
10.AP Drawing
11.AP Psychology
12.AP World History
13.AP English
14.AP European History
15.AP Arts History
16.AP French
17.AP Latin
18.AP German
19.AP European History
20.AP Comparative Government and Politic