アメリカとカナダを含む北米の大半の大学は、入試の出願締め切り日を、前年度の12月中旬から大学によっては翌年の1~2月までと定めています。ちなみに、カリフォルニア州の州立大学(UC系グループ、CSU系グループ)では、毎年、何万人もの応募数が殺到する事から、前年度の12月中に受け付けを打ち切っています。その理由は、学生が各大学別にバラバラで出願するのではなく、カマンアプリケーション(Common Application)と呼ばれる共通の申請用紙1部を提出するだけで済みます。自分が希望する大学キャンパス名と専攻学科を、チェックマークするだけで済むため、何名もの学生が一度に応募しやすい環境が、かなり前から整備されているからです。

この点が日本の国立大学受験と、大きく異なる点です。一発勝負の筆記テストが初めから無い分、高校で履修したすべての科目の成績の積算平均数値(GPA)のポイントが、受験時の審査評価で70%を占めると言われています。又、日本の大学受験のように、合否の発表時期も一斉ではなく、バラツキがかなり見られ、最も遅い合格発表の時期は、エイプリルフールにあたる4月1日です。合否は書簡で郵送され、合格通知日より1-2か月以内に入学手付金(Deposit)を支払えば、入学準備が確定した事になります。

日本の大学受験では意味不明な入学金制度が今でもありますが、アメリカ・カナダには存在すらしません。合格内定した大学に納付した内金(Deposit)は、初年度の学費の一部に計上され、後日、入学辞退されても返金はありません。渡米前に健康診断と不足している予防接種、並びに歯科治療を済ませておきましょう。



北米の大学に入学する理想的な日程は、日本の高校を3月に卒業、翌月に渡航し、8月中旬前後まで、英語のブラッシュアップを兼ねた最終調整を、現地で3-5ヶ月未満で終え、合格した4大の秋学期を8月中からスタートさせる事です。留学を決めた方なら、日本の高校・大学の在籍中に、英語力を上げる事に集中することで、現地での語学研修費用を大幅に削減できます。皆さん、それをわかっているのにもかかわらず、留学時の英語力不足の理由で、長期の語学研修を強いられているのが、現状です。何故なのでしょうか?



海外で学びながら異文化交流をした経験は、人生の大きな財産になります。留学を成功させるためには、留学の目的や、自分自身の動機は?なぜアメリカに留学するのかを明確にすることです。明確な目的意識は、渡米後に充実した留学生活を送り、最終的に留学を納得のいく結果に結びつける上でも重要な鍵となります。

留学目的を明確にする方法として

アメリカの学校の情報収集

留学の目的をが明確になったら興味が持て学校をリストし、留学カウンセラーに相談してみましょう。多くの人が知らない大学の魅力を知っている留学カウンセラーに学びたい専攻学科や、将来進みたい職種などを伝える事で、北米にある6000校以上の学校から、貴方の知らなかった情報がもらえる可能性も有ります。

行きたい学校をリスト化する方法として

留学カウンセラーへ相談
サマークラス参加で実体験

アメリカ・カナダの北米の大学は、他校とは異なる学校独自の入学資格と基準、留学生向けの受け入れ条件、奨学交付金などを設けています。 有名な大学に入学したくても費用が足りない、又は映像を学びたいのに英語力が足りないなど、ご自身の思いが届きにくい事も、多々出てきます。大学にとって魅力がある出願者には、大学独自の奨学金を給付してくれるので、単なる経済的理由からだけで、留学をあきらめないよう、まずは私たちにご相談下さい。英語を早く身につける方法だって、いくらでもあります。

リストした学校の必要な条件を確認する方法として


留学カウンセラーに相談
大学のWEBサイトで確認

アメリカの大学は出願者を評価する際に注目するのは、下記の6つの要素です。
■ 北米の大学出願に必要な書類(全て英語表記)(The Significant Six)を詳しくみる >>

1)積算成績評価のGPA数値が明記された成績証明書9-11年生(中3-高2)までの成績、
12年生(高3)の成績、並びにSAT/ACTテスト提出は、要求されていない限りは不要です。大学に合格して高卒後に最終の成績証明が、在籍校から発行されるまで、提出は待てばよいです。
2)英文エッセイ他の出願者と差別化できるような特殊技能・入賞歴・ボランテイア活動歴など交えながらアピールします。また、各大学から事前にエッセイの課題が与えられる場合も、多々あります。(2-3種類のトピックスからの自由選択)
3)推薦状2名からの推薦状(クラブ活動の顧問コーチ、在籍校の校長, 数学/英語の担当教師など)
4)SAT/ACT全国共通テスト2種のスコアSATの満点は、1600(エッセイ除外時)で英語・数学の2科目(各800点換算), ACTの満点は、36(エッセイは除外時)で筆記力・英語・サイエンス・数学の4科目の総合偏差値、但しこれらテストの提出は、オプションとする大学が急増中。現状は半数以上の受験生達が任意で準備。
5)TOEFL英語テストのスコア留学生のみが対象、トイフルの満点は120、4大学入学には70~80点、大学院なら80~95点以上が最低の目安。 ハーバード大学を受験する留学生の平均の英語力は、満点に近い115~120が当たり前。
6)6)面接大学を訪問し対面での面接はオプションのみ


註:4大出願の際に、健康診断、予防接種の証明、在籍中の学年に充当する最新の成績記録の提出は、大学から要求されない限りは不要です。言い換えると、12年生(高3)の成績は、大学受験時には、全く考慮されない事実を知らない日本の方も多いので、ご注意下さい。11年生(高2)までの頑張りの成果で、勝負に出るのが、北米の4大受験の現状です。高卒証明書のディプロマ、並びに学年度末の最終高校成績証明書は、6月以降に合格内定し、入学を受諾した4大宛だけに提出します。