アメリカ・カナダのパスウェイ留学Q&A

Q-1.アメリカ・カナダの一般的なパスウェイ留学の仕組みを教えて?
A-1.

パスウエイの意味とは、「条件付き」を伴う留学パターンのひとつの呼称です。大きく分けて3通りのパスウエイをご紹介します。一つ目は、在籍中の日本の大学が協定する海外の指定大学に、期間限定で6ヶ月~1年の留学後に帰国し、海外で履修したすべての単位の移行を、在籍する大学の卒業単位として承認する特典が、前提条件として始めから配慮されている、これが「パスウエイ認定留学」です。

二つ目のパスウエイとは、在籍する日本の大学に休学届を出し、期間限定で留学したあとに日本の在籍校に復学するもので、「パスウエイ休学留学」と呼ばれています。「認定留学」と大きく異なる点とは、在籍する日本の大学が提携・承認していない海外の大学を自主的に選んで、期間限定で留学後にまた復学を予定する事から、海外で履修した単位認定は、復学後に在籍する大学が、個別の審査を経て最終的に単位移行の有無を決定する事です。ケースによっては、日本の大学の卒業時期が延びる事もあります。

最後、3つ目のパスウエイは、高卒後にそのまま海外の大学1年次に条件付きで入学し、英語補習を受けながら同時にアカデミックの科目も徐々に履修していく、「パスウエイ学部進学留学」と呼ばれるものです。始めから日本の大学を受験しない人もいますし、試しに受験して合否を確認してから渡航される人も見られます。既に出願時に高い英語力を持つ人が、受験に合格して正規ルートで直接入学されるのを、ダイレクトエントリー(Direct Entry)と呼び、これが一般的な大学の出願形式でもあります。「パスウエイ学部進学留学」は、その反対の出願方法で、入学時から英語のハンデを大学からもらえる、「条件付き入学扱い」による受け入れ制度です。

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Q-2.アメリカ・カナダのパスウェイ留学で、一学年にかかる総額予想を教えて?
A-2.

4大の授業料、滞在費、航空券代、現地での生活費などを含めると、アメリカの場合、1か月で40~50万円、1年で約360~450万前後。カナダでは、米国ドルより為替レートが安い為、1ヶ月で35~50万円、1年で約320~400万円前後が、見込まれそうです。どの大学に留学されるかで総額も上下するので、あくまでもこれは目安としてご理解下さい。都会地にある4大を選ぶと、生活物価も高くなりがちで、どのようなライフスタイルをどの位のご予算内で希望されたいのか、一度ご相談ください。

さらにもっと留学費用を抑えたい方には、4大を辞めて公立短大(日本での通称コミカレ)へ1学期又は1学年(9ヶ月)の留学に、差替えられたよいでしょう。米国なら総額300万円前後、カナダなら270万円前後まで下がりそうです。2023年後半から2024年春以降も日本円安の為替レートが続く中、日本円金額に換算すると、上下の振幅も大きくなりがちです。担保無しで日本政府の金融公庫から、低金利で400万までの借り入れが保護者の連帯保証があればできるので、15年分割払いならご負担も軽減されるでしょう。(註:年収が高いご家庭は、申請はできません)

Q-3.アメリカ・カナダの「進学パスウェイ留学のメリットはなあに?
A-3.

メリットは、英語力に自信が無い人でも、英語を学びながら大学で授業を受けられる事です。初年度に最低必要な英語力が得られたら、2年次からそのまま編入・進学できる正規の学部大学生として認められ、保証されると言う大きな安心がセットになったパッケージです。大学生活のゴールがはっきりわかる事で目標もたてやすく、且つ、大学生としての自覚も芽生えてきて、それが皆さんの大きな自信にも繋がるでしょう。

通常の「直接入学」で求められている英語力や、高校の学業面での成績入学条件の基準が、初めから「学部進学パスウエイ」では、緩やかな設定です。語学スクールや日本の予備校で英語を学ぶのと大きく異なる魅力とは、大学授業を同時に受講できるカリキュラムである事に尽きます。このパスウェイの内容は、大学1年次に相当する留学生対象の準備コースとして捉えたら、もっと理解しやすいでしょう。学部授業に加えて、アカデミック英語を補習で受講しながら、ディスカッション、レポート作成時のライティングスキル、プレゼンテーションなどのスタデイスキルを、じっくり学べるメリットは大きく、大学卒業に向けて「よーいどん」でフォーカスできるでしょう。

Q-4.アメリカ・カナダの「進学パスウェイ留学」中は、一般のアメリカン大学生と同じ扱いなの?
A-4.

はい、全く同じ扱いで、大学生IDカードも大学名で発行されます。大学内の施設も全て利用できます。クラブの部活動、サークルでの交流もしかりです。「進学パスウェイ留学」で入学時、英語力が低い人は、大学直営のアカデミック英語プログラムからスタートとなる留学生もいたり、英語補習+アカデミック授業の組み合わせの時間割から始める留学生もいたりと、多様な進学スケジュールを組んでもらえます。「進学パスウェイ留学」入学時に、英語力の習得ペースが予想速い人は、通常日程よりも準備期間が短くなり、その分だけ時間とお金を大幅にセーブできます

Q-5.アメリカ・カナダの「パスウエイ学部進学留学」で、デメリットやマイナス要因は何ですか?
A-5.

直接入学(Direct Entry)してきた一年次の留学生(通称フレッシュマン)と異なり、年間の総額費用が追加で課金され、初年度の留学費用が高め設定になる事を、理解しておくことが必要です。受け入れ基準を落としてもらっている背景と大学側の受け入れ配慮もあるのですから、その分、エキストラの指導も受けられると期待しても良いでしょう。但し、2年次(通称ソフモア)からは、一般の留学生と同じ費用の扱いとなります。

Q-6.アメリカの公立高校交換留学も在籍校に復学するプランなのだから、パスウエイ留学みたいなものと考えても良いの?
A-6.

その通りです。中3~高3が対象となる米国が提唱している「高校交換留学」も、ほぼ同じ状況下にあると考えられますね。留学を終えて帰国して復学時に、次の学年に当人が進級できるか否かを、文科省では在籍校の校長の判断に一任させています。交換高校留学も言い換えると、期間限定で元の学校に戻ると言う共通点があるので、「パスウエイ認定留学」に似た一つのパターンと、受け止めてもよいでしょう。高校交換留学に関してのQ&Aはこちらをご覧下さい。

Q-7.アメリカ・カナダの「パスウェイ認定留学」で、デメリットを教えて?
A-7.

はい、デメリットは6項目ほどあります。(1)在籍している大学が提携中の大学リストの中からしか、留学先を選べない事を不便に感じる方にとっては、デメリットかもしれません。(2)留学期間も在籍扱いとなるため、日本の大学にも留学期間に該当する学費を払わなければいけない場合が多いため、留学費用も加わって2重払いを強いられる傾向。(3)留学費用も自己負担で、大学側が留学手続きでヘルプする十分な体制にはないため、大半が自己手配。

さらに当たり前の条件とも言えますが、(4)入学応募条件で高い英語力が必須、(5)学業が優秀な学生が前提となる, (6)授業に出ていなくとも、在籍する日本の大学に授業料を払わないとならないなどです。クラスに出ていないのに日本の大学が、授業料を請求してくるのは、復学時に海外での履修単位の移行承認を認める見返りへの、言わば対価とみなす見解をお持ちだからなのでしょう。日本の大学側の意向は、交換条件をちらつかせる、「パスウイエ認定留学」が実態です。これって、すこしせこくないですか?
米国・カナダでも認定留学はポピュラーですが、海外の大学で受講中は、休学届だけを出し、在籍していない間は、授業料を払う必要もありません。復学時には、海外での履修単位を卒業の単位に組み入れてくれるのが定番で、それは一般的で合理的、且つ大変に良心的な対応と、私たちには思っております。

Q-8.アメリカ・カナダの「パスウエイ留学」に向いているのは、どんな人なの?
A-8.

いろいろな動機が考えられますが、5項目ほどあげてみました。(1)日本で英語テストの勉強を必死でやりたくない人、(2)同じ在籍中の大学仲間にパスウエイをプランしている人がいて影響を受けた人 (3)語学留学生として英語校に行くよりも、 多少費用が掛かっても、渡航の当初から大学生で始業できるメリットが大きいと考えたい人です。(4)直接入学と違って、公式英語スコアの提出が不要を喜ぶ人、(5)英語テスト勉強のプレッシャーが嫌いで避けたい人達、などでしょう。

Q-9.アメリカ・カナダの「パスウエイ留学」で、学力不足のままで渡航したらどうなるの?
A-9.

学力不足のままで留学されると無理が生じがちですから、できるだけ日本にいる間に英検2級合格ラインを、高卒時前迄にご自分へのノルマとし、現地での語学研修の期間を短くできるよう心みましょう。英語を覚える為だけに、お金を払うのはもったいない話です。本来、求められている学力を身に付けるため、長期の語学学習や研修には、時間とお金が嵩みます。しかし、パスウェイプログラムならショートカットできるチャンスもあります。
大学内にもパスウエイ留学中の学生が多いので、交流が図れて互いに頑張れる受け皿があります。同じ共通する目標を目指せる学友環境ならば、勉学以外にも日本にいたのでは決して出会いないタイプの人達との交流も期待できそうですね。

Q-4.アメリカ・カナダの「パスウエイ留学」で在籍中の日本の大学に出ても居ない授業料を払いたく人はどうすればよいの?
A-4.

はい、ご自身が在籍している大学の対応に不満があるのなら、対応策は次の2案です。一つ目は、留学先の大学入学が確定した時点で、大学に退学届けを出して戻らない意向を示す。但し、ここで注意すべきなのは、届出を大学に出すタイミングが重要です。在籍する認定留学で渡航するならば、渡航した後に退学届けを出せば、1年間の留学だけなら前期の授業料だけが捨て金となり、後期の費用はゼロでお金をセーブできます。

初めから2重払いが利不全で理解できないと考える方なら、復学を初めから念頭に入れずに海外の大学から学士号を取って卒業するプランに切り替えましょう。認定が日本の在籍する大学からお墨付きをもらわずとも、4大へのパスウエイ留学へのアクセスは、米国・カナダの幾らでもお手伝いを私達が致しますのでご安心下さい。御自身の履歴とキャリア―をどこの国を基軸においてプランするのか、それを決めるのは主役であるあなたです。