アメリカ・カナダの大学院留学Q&A

Q-1.アメリカ・カナダの大学院で取得できる学位にはどんなものがありますか?
A-1

アメリカの大学院レベルで提供される学位は、修士号(Master’s Degree)と博士号(Doctoral Degree or Ph.D.) で、いずれも授業の履修(course work)と研究(research)の両方が必要とされています。世界に共通する修士学位のタイトルを抜粋すると、理数系専攻卒なら理学修士(MS又はMSc) 教育学修士(MEd)、美術学修士 (M.F.A)、ソーシャルワーク学修士(MSW)、工学修士(ME)、法学修士(LLM)、行政学修士(MPA)、心理学カウンセラー専攻卒修士(MFM)、ビジネス専攻卒なら経営管理修士(MBA),教育学修士(MEd)、美術学修士(M.F.A)、ソーシャルワーク学修士(MSW)、工学修士(ME)、法学修士(LLM)、行政学修士(MPA),文系修士(MA)、薬学修士(M.Pharm)、公共政策修士(MP)などに分類されています。

一方、カナダにおける大学院修士コースの種類は以下のようにオプションが米国よりも多いです。
証明書コース-Postgraduate Certificate
Postgraduate certificate (Grad.Cert.) または、Graduate certificateは、通常1年間の短期コースです。大学院証明書の目的は、学士号で得たスキルと知識をさらに発展させることです。

ディプロマコース-Postgraduate Diploma
Postgraduate diploma (Grad.Dip.) または Graduate diplomaは 1~2 年間のコースで、学士課程修了以降に取れる資格のひとつで、学士課程と修士課程の間のプログラムと定義されます。尚、学士課程の意味とは、北米の4大卒者で学士号を持つ人のことで、4大で得た既存の知識をベースに就職に役立つスキルを培うコースです。

バカロレア ディプロマコース-Post-Baccalaureate Diploma
既に学士号を取得しており、さらにスキルアップしたい留学生にとっては理想的なお勧めコースです。大学の卒業者が、カナダで通用する国際的な資格をさらにスキルアップで取得することで、経験値を高めることができ、その後に続くカナダ永住権申請に必要なポイント獲得にも、大きく貢献できます。

修士号(論文-Master’s Degree (thesis)
修士号(論文による)の期間は 1~2年で、評価のために論文を提出する必要があります。学生は、自分が選択した特定のトピックに関して、系統的で理論に基づいた共同研究を行う能力によって評価されます。

修士号-Master’s Degree (non-thesis)
修士号の期間は 1~2年で、学生がレポートまたはプロジェクトを完了することで評価が得られる一般的な大学院修士号(通称:マスターレベル)であります。

研究/博士号-Research/PhD
研究の学位を取得するには、学生が責任を持ってリサーチに取り組み、教授の下で研究成果の論文を提出します。最も人気がある研究学位のタイトルは博士号で、専攻学科により異なりますが、当プログラム修了までに 4~7年を要します。医者の資格を得るには、MD(Medical Doctor)と呼ばれる称号が得られます。

Q-2.アメリカとカナダの大学院を比べた時、何か異なる相違点はありますか?
A-2

カナダの大学院はほとんどアメリカの大学院と同じ教育制度ですが、強いて相違点といえば入学難易度とリサーチ主体のコースが多いことです。 米国の大学院修士課程ではあまりみられませんが、カナダの大学院では2年目をリサーチ期間に充てるコースもあり、実践的なコースを基礎から学ぶと言うアメリカのスタイルとは大きく異なるコースがあるのも特徴のひとつです。
カナダでの修士プログラムのオプション詳細は、質疑応答Q&Aの1番を参照されてください。どちらの国にも修士号が1年で取れる専攻学科(例:MBA)は存在していますが、法学・医学分野は常にその対象から除外されています。費用面での比較では、カナダの大学院留学の方が10-20%米国よりも安めに設定されています。

Q-3.アメリカ・カナダの大学院卒業後に留学生が選択できる滞在方法には何があるの?
A-3.

どちらの国の大学院であっても、卒業したら海外に残って働きたいと願う留学生が大半なのが現実です。一定期間だけ若い間に働いた後に、日本に帰国して外資系企業に再就職を考える日本人留学生と比べると、この点で決定的な違いがあると指摘されます。中国・インド・タイランド・韓国・カザフスタン・フィリピンなどからの留学生で、語学留学だけで帰国する人はほぼゼロ!理数系・ITテクノロジー工学系の専攻で4大、又は大学院修士の卒業を彼らは狙います。

母国が政治的・治安的に不安が残る面が多々あるため、北米の先進国で安定した生活を願いたいアジア諸国の留学生たちは、卒業後に長期で有給インターンできる米国で、専門職業H-1Bビザの企業スポンサーを探したり、カナダの永住権申請枠で高いポイントが稼げる理数系(STEM留学)の専攻が、カナダの大学院では常に最優先されています。母国の国内事情に起因しているだけに、海外に出られた留学生はむしろラッキーで、そのため、かなり必死で海外に居残れるアクセスを、彼らは留学中に真剣に目指しています。

その一方で、安く滞在してアルバイトも気楽にできるとの理由から、「ワーホリビザ」で現地に1~4年留まる30才未満の日本人遊学生達の増加が、オセアニア諸国やカナダでコロナ禍以降にみられ始め、日本のメデイアでも2023年後半から盛んに報道しています。この流れは、民族間でみられる海外に対する個人意識の格差に根差した社会現象のひとつとも言え、非常に対照的で興味深い動きです。

Q-4.アメリカ・カナダの大学院を卒業後に留学生が高年収をゲットできる専攻学科を教えて?
A-4.

はい、北米の大学院コース全般に共通して言える事は、今の時代を映すIT関連の工学エンジニア専攻を修了した留学生です。IT関連を大学院で学ぶか、専門校に通って習うかは個人の進学案に委ねられています。カナダ移民局は2024年春の法改正で留学生の資格基準を変更しました。修士号を取得した留学生に対して専攻分野に関係なく、大学院卒業者への労働許可を3年間にわたって延長が承認されました。この改正により、大学院卒業後にカナダで長く働きたい留学生にとって、カナダの永住権を申請できる大きなチャンスにつなげやすくなった朗報ですね。

一方、米国の大学院を修了すると、専攻学科に関係なく12ヶ月間の有給インターンシップを申請できますが、とりわけ、理数系・エンジニア工学系を専攻した留学生なら、カナダの大学院卒者と同様に米国でも3年間の有給インターンシップが、特別枠で認められています。「STEM留学」とは、サイエンス・テクノロジー・エンジニア・数学などの理数系専攻学科の総称です。大学院を卒業後に高年収を最も期待できるのが、このSTEM専攻の留学生たちです。同じ教育資金を投資する留学なら、必ず元の原資が確実に取り戻せるフィールドです。AIの研究も活発化するなかで、「教養を身に付けるための留学はもう死語」となりつつある時代を迎えているようですね。

Q-5.アメリカ・カナダを始め、大学院修士号でもっとも有名な「MBA」をもっと詳しく教えて?
A-5.

はい、MBAは単なる略称です。正式な修士名称は、Master of Business Administration(経営管理修士コース)です。沢山ある大学院修士の専攻学科の中でビジネスに特化し、会社を経営していく際の対策ノウハウを、財政面・実務面からケーススタデイを介し、徹底的にマネージメントスキルを学ぶ学問で、ビジネス修士コースの総称です。世界的に知名度が最も高い修士号の学位のひとつとして、その認知度はトップです。

2023年後半に社会的な信用を無くし、2024年春に会社の売却を余儀なくされ、経営破綻に至った元ビッグモーター社オーナーの長男も、NY州ロチェスター私立大学でこのMBAを取得され、スキャンダル要因の人物となったのは、残念な結果です。強引なノルマを社員に課し、コンプラインアンス不在で恐怖体制の経営方針の実施強要で、「ブラック企業」として社会から総スカンをくらった事件でしたね。幾ら高学歴を取得されても、実務経験不足でリーダーシップ精神欠如のまま、いきなり組織のトップに立った事による、これは典型的な結末です。

Q-6.アメリカ・カナダの大学院で1年間で取得できる「MBA」を見つけたいのですが?
A-6.

トップレベルの大学院において1年間でMBA修士号が取れる大学リストの一部を下記に抜粋したので,参考にされてください。リストされた大半は私立大の大学院に集中しており、3-6年前後の実務経験者を入学時に優遇したプロフェッショナル育成の実践教育を理念に掲げる大学院で、多く占められています。大学院のトップランキングにあまりこだわらず、留学予算に制限がある方には、もっと費用を抑えられるマスターレベルの大学院修士号が狙えるお手伝いを、アメリカ留学センタ―米国本部では、出願の締め切り日に関係なくヘルプしておりますので、ご自身に見合った無理のない進学プランで勝負してみましょう。

●Cornell University(ニューヨーク州アイビーリーグの私立大学院)
●Northwestern University(イリノイ州の私立大学院)
●University of Southern California(カリフォルニア州の私立大学院)
●Babson College(マサチューセッツ州の私立大学院)
●Emory University(ジョージア州の私立大学院)
●Loyola University(ジョージア州も私立大学院)
●University of Notre Dame(インデイアナ州の私立大学院)
●Hult International Business School(マサチューセッツ州とカリフォルニア州の私立大学院)
●University of FLorida((フロリダ州の州立大学院
●Bryant University(ロードアイランド州の私立大学院
●University of Findlay(オハイオ州の私立大学院)
●Tennessee State(テネシー州の州立大学院)
●Florida International University(フロリダ州の私立大学院)

上述のMBAはトップレベルで、私立大だと授業料だけで800-1000万円と超高額,州立大学ですら授業料だけで500万前後掛かります。(2024年春、150円レート)

Q-7.アメリカ・カナダの大学院が、ヨーロッパの大学院と異なる相違点は何ですか?
A-7.

はい、大きな違いとは、北米の大学院の多くがトラディショナル マスターコースと呼ばれているものを提供、修士号が取れるまでに2学年掛かるのが一般的とされています。その一方、欧州や英国連邦諸国での大学院修士号の大半は、ほぼ1年(9-12ヶ月未満)で修了できるものが多い点です。但し、どちらの国で大学院レベルの専攻学科を選んだとしても、医学系・法学系専攻の大学院では、常にその対象外とされ、その卒業時期はもっと長期にわたります。

又、大学院の出願で必須とされているGMAT/GRE適性テストスコアの提出は、今は米国だけです。但し、GMAT不要のMBAを提供する大学院が、米国では最近増えつつ有りますが、トップランキングに名を連ねる大半の大学院の出願では、GMATはまだ必須アイテムのひとつです。2年掛けて取れるトラディショナル マスターコース「MBA」も、ほぼ1年で取れる「MBA」も、同じ経営管理修士号の有資格者としてみなされ、社会的な評価は全くおなじです。

Q-8.2年掛ける「MBA」より、1年で取った方がお金と時間がセーブできてオトク?
A-8.

答えは、「はい」と「いいえ」です。2年も掛けて取るより、1年で早く取れるMBAの方がオトクと言った、「損得だけの考え方は間違い」です。1年で取れるMBAは、実務経験年数が高く、且つ、専門性の職歴が長い出願者に対して、高い評価でクレジットを与える判断を優先させたいと言った、大学院ビジネススクールの教育方針がその背景にあると、そうご理解ください。

「MBA」と一言で括れないのは、ドイツ・スペイン・スイスなどにある大学院レベルのビジネススクールでは、通常の修士コースを終えたあとに、3ヶ月前後の追加コース受講をオプションで選ぶと、提携中の英国にある大学院修士号も同時に授与される特典が付いてきます。これを「Dual Degree デュアル ディグリー」と呼ばれ、2ヶ所の大学院からマスターレベルの修士号を同時にダブルでもらえるオプションで、就活時の履歴書にさらなる付加価値が高められる効果が期待できる仕組みです。

Q-9.大学院の出願で、4大卒の資格が無くても入学できるってほんとうなの?
A-9.

はい、ほんとうです。日本の4大の中途退学者、又は高卒だけの方でも、MBA出願を認める大学院が海外で存在します、その根拠となるのは、上記(8)で述べたのと、同じポリシーに由来するものと捉えられます。四角定規にものを考え勝ちな日本の大学院ではありえない評価対応で、これは大変ユニークで且つ、実践的経験値を尊重する面白い対比のように思われます。

幹部スタッフとして長期にわたり、企業内の専門分野で職歴キャリアーを築いた社会人の出願者に対して、実務の職歴重視の表れとも言えます。ここで言う長期の職歴年数とは、最低でも10年以上を指すことから、大学院MBAの出願者の年令は30代後半から40才台となる為、「エクゼクティブ Executive MBA」と、特別に呼ばれています。

Q-10.アメリカ・カナダの大学院授業料が高額すぎて留学は無理、ヨーロッパの国立大学院なら無料で行けるって本当?
A-10.

はい、本当です。ドイツの国立大学院の授業料は、初回の入学時に小額の雑費だけ払えば、後は卒業するまでほぼ無料です。始めから英語授業を提供するドイツの国立大学院を選べば、日本人留学生でも大学院に入学、そして卒業もできます。高校生年齢からドイツ語を日本で学ぶ人はほとんどいないため、ドイツにある大学院をいきなり日本から出願するのは、幾ら費用が安くても多難と皆さん、考えがちでしょうか。でも、そんなことはありません、大丈夫です。

ドイツ語が全く話せなくても、OKです。英語の授業が提供されるドイツの国立大学院を選べば良いだけのお話です。英語公式テスト(TOEFL又はIELTSなど)のスコアも、皆さんは気になりますか?英語力不足ですこし不案な方でも、大学院留学は大丈夫、ご安心ください。それでも不安な人には、日本にいながら半年でトイフル点数を40ポイントを上げられる保証付きの特別な有料チューターサービスを、私たちが併せてご紹介、日本語と英語によるハーバード大学院卒者による特訓をご提供します。

Q-11.北米の大学院に行くより、 ドイツの国立大学院留学なら授業料500-1000万円以上もセーブ?
A-11.

はい、できます。ドイツやEU諸国にある大学院を英語だけで卒業したい方には、9ヶ月間のFoundation Course(ファンデーションコース)を現地ドイツのデュッセルドルフ郊外で、学生寮に滞在しながら始めに受講していただくのが条件です。世界中から集まって受講される留学生全員が、そのあとスペイン・ドイツ等のヨーロッパの提携先の国立・私立大学院への入学が保証されています。2023~2024年初頭に続く極端な円安続きで、北米の大学院費用はうなぎのぼりに高騰し、資金不足で悩む方向けの、これは素晴らしい救済プランとなります。

その理由とは、ドイツの国立大学院の授業料が、留学生でも無料になるからに他なりません。且つ、現地ドイツ国内で働き先を見つけるサポートが充実しており、ドイツ政府がその受け皿になっているからです。但し、法学・医学分野での大学院を除されています。スイスで受講する修士コースもほぼ1年で卒業できますが、卒業後にある懸念材料も指摘されています。
それは、スイスにそのまま残って働き先きを見つけるのに、厳しいスイス移民局によるビザの制限条件と、ヨーロッパで一番高い物価のスイス国内で働き先を見つけている間のつなぎ資金が必要となるからです。
そのため、自己資金の持ち出しが強いられる事から、留学資金に制限が初めからある方には敢えてスイスでの修士留学を、私たちはお勧めしておりません。一番高いコスパが期待できるのは、ドイツの国立大学院が段トツで一番オトク、海外で働きたい方にも必見の進学スポットですね。

Q-12.アメリカ・カナダの大学院を選ぶ際にどの程度の英語力が必要ですか?
A-12.

北米の大学院だけに限らず、イギリスを筆頭とする英国連邦の諸国、或いはオセアニア地域のオーストラリアやニュージーランドでも、大学院修士への出願では、TOEFL(iBT)英語テストで80点以上、IELTSテストで6.5以上は、最低欲しい英語力です。大学院ともなれば、プレゼンするスキルが4大よりも一層問われてきます。

又、米国にある大学院の出願には、ヨーロッパ諸国やカナダには不要なGREテスト、又はGMATテスト(ビジネススクールの場合)の適正試験のスコアを追加で求める所がまだまだ多いのが現実です。低迷する英語学習でどうしても自力ではスコアが上げられない方には、TOEFL70しかなくても出願ができる州立大学院が米国にもあるので、決してあきらめないでください。私たちが応援します。

Q-13.アメリカ・カナダの大学院の出願時に要求された英語力の点数に足りなかったら?
 A-13.

北米の大学院受験に必要な英語テストのスコアが仮にまだ取れていなくても、大学院留学の出願は検討できます。考えられる対策として下記5通りのプランを助言致します。
(1)TOEFLよりも点数が取りやすいIELTS英語テストに切り替えて再受験してみる
(2)条件付き入学制度がある大学院を検討してみる。
(3)大学院への入学を保証している組織を介して受験先を絞り込む。
(4)パスウエイを提供中の大学院を受験する。
(5)授業料が無料となるドイツの国立大学院留学に切り替える、

などがあげられます。

Q-14.アメリカ・カナダの大学院の出願時に要求される準備書類は?
A-14.

実は、海外の大学院への入学条件で重要視されるのは、TOEFL・IELTSなどの英語試験のスコアだけではありません。提出する書類は全て英語表記でなくてはなりません。


「GMAT・GREと呼ばれる大学院適性テスト」(出願先により不要)
●「大学卒を示す成績証明書で、且つGPA積算数値が表示されているもの」
⇒日本の大学から直接郵送が原則
●「英文の履歴書」
●「出願先の大学院から与えられた課題へのエッセイ1~2種類」
●「2名以上からの推薦状(LOR)」
●「一年分の予想費用が明示できる銀行からの残高・財政証明書」
などの6つの要素から、総合的に審査・判断されます。

TOEFL・IELTSの英語力を示すスコアは、大学院の授業についていけるだけの英語力があるかどうかを確かめるだけに過ぎず、不足しているとトップレベルの大学院の入学審査課程では当然足切りされがちですが、多くの大学院では点数不足の出願生に対し、不合格とする代わりに留学生にはパスウエイなどの代替案プログラムなどのオファーが打診される事も、多々あります。米国の「MBA」で出願したい方なら、GMATで最低必須なスコアは500-550、トップレベルのMBAを狙うなら700~750前後が求められます。

Q-15.アメリカ・カナダの大学院の始業は年に何回あるの?専攻学科によっては年1回だけ?
A-15.

北米における大学院の始業日は、秋学期(8~9月)に集中して年1回が多いですが、春学期(1月)からの開始OKで年2回の受け入れの大学院も、専攻修士によってみられます。北米に在る大学院の出願の締め切り時期ですが、トップレベルの大学院ともなると、前年の9月から年末年始にかけてが中心となり、かなり早い時期からの受験準備が求められ、準備する時間もハンパではありません。

その一方で、始業時期のギリギリまで出願を受け付ける「Rolling Admission ローリングアドミッション」を採用している北米の大学院もあるため、大学院の出願締め切り日は、必ずしも一律ではありません。特定のトップレベルの大学院でなければ、「準備が遅れて、もう間に合わない!」と焦る必要は、ありません。北米の2学期制採用の大学院では、30~48履修単位で卒業できるコースが多く、留学生は、通常、各学期に9~12単位(3~4教科)履修していきます。

Q-16.北米以外の大学院の入学受け入れが年に複数回も有るって本当なの?
A-16.

はい、本当です。年2-4回の入学受け入れをフレキシブルに対応中の学校がヨーロッパに在り、私たちが北米の大学院だけにこだわらずに、皆さんにご紹介中です。2月・4月・6月・9月前後が予想始業日です。ビジネススクールが提供する修士コースの多くは、英語だけで授業を受けられるため、留学生たちが世界中から集まってきて実に多国籍です。スイス・ドイツ・スペイン・イタリア諸国などにそれらは多く存在し、世界の共通言語の英語だけで修士が取れるのが特長です。入学したい時期を自分の英語力の学習進度に合わせて選びやすいのは、大きなメリットですね。

多様性を受け入れる風潮が、日本社会でもようやくポピュラーになりつつある昨今、「入学は4月だけ」と言った既成概念から解放される日も、近いかもしれません。年間を通して複数回の始業日から始められる専門学問のカリキュラムへの認知度が、日本でこれから一層注目されて行く流れを、ぜひ期待したいものです。

Q-17.アメリカ・カナダの大学院のMBAコース出願時、実務歴ゼロでも入学できる?
A-17.

はい、出願できます。始めから就労歴がゼロでも入学できる修士コースは、北米でも多くみられます。主に実務歴の経験が求められる修士プログラムとは、ビジネス系MBA分野です。大学院レベルでは、さまざまなプログラムのオプションで選べるコースがあり、北米のMBA修士では専門職学位に属する一方で、その他の修士は学術学位と専門職学位の2つに大きく分けられています。基本的に職歴不要な学術学位を取得する場合は、実務経験は初めから不要で、大卒の学士号だけが必須です。

一方、1年だけで取得できる修士MBAの多くは、ビジネス系分野の専攻に集中するものです。皆さんが大学院留学に使える教育資金とご相談しながら、最適なマスターレベルの大学院を探して下さい。早い時期に経済的な自立が図れる資格取りの最短距離の修士は、MBA又は、理数系専攻の理学修士と言えそうです。

Q-18.アメリカ・カナダの大学院MBAに出願時、ランキング優先した方が卒業後にプラスとなる?
A-18.

トップランキングにリストされる大学院の有名校ともなれば、将来、大企業のCEOになるような同級生とネットワークが卒業後に構築しやすいです。入学チャンスは非常に難関の大学院(合格率5~8%)でも、卒業して修士号を取れたあとの同窓生同士の絆は世界中に拡散され、コネクションのリターンが大きいのも、トップレベルの大学院を選ぶ最大のメリットにあると考える傾向は、アジア諸国からの留学生に特に多く見られてランキングにひどくこだわります。

日本での受け止め方は、「MBA修士号の取得者」と一括りに語られるか、或いはハーバード大やスタンフォード大のような超有名校の大学名でしか「MBA」修士号が、一般的に知れわたっていない傾向がみられます。けれど日本のトップレベルの外資系企業では、就活志望者が、「どのMBA資格を持っているか」が重要視されますよ。

まずは修士のどのような専攻分野でのキャリアアップを、皆さんが形成されたいのか?自分が希望したい専門性をどこに定めたいのか?自分が将来どの国で働きたいのか?そのようなポイントをリストしてご自身に問いかけながら、それにもっとも見合った大学院を予算の上限を設定して選んでいきましょう。出願の締め切り日が過ぎていても、皆さんを受け入れる大学院探しは、私たちが年間を通して幾らでもお手伝いができます。

Q-19.アメリカの大学院にかかる予想平均授業料と滞在費用を教えて?
A-19.

米国の大学院の授業料は、$17000(2024年春の150円換算レートで約255万円)前後の最安値の設定から始まり、大学院のロケーションが郊外か都市部かによる生活物価で、滞在費の格差がさらに膨らみます。米国での修士は滞在込みの年総額で500~1400万円前後が見込まれています。2年制の大学院ともなると、これの2倍が卒業までにかかる計算で、総額1000~2800万円前後となります。

都会地の私立大学院は、州立大学院よりも確実に授業料は割高で、州立の2倍近くもします。 名門の私立大学院の授業料だけでも高額な学費で、2024年春現在での平均授業料は$73000(150円レートで約1100万)前後にも達します。これに滞在費がさらに掛かるため、個人の資金だけで留学費用を賄うのは、今の日本円安の状況下では、ほんの一握りの人だけに限られそうです。

Q-20.カナダの大学院にかかる予想平均授業料と滞在費用を教えて?
A-20.

カナダの大学院は、パブリックの州立大学院が大半で、大学院の数も米国の3分の1以下と少ないです。カナダの大学院にかかる平均的な授業料は、通常CN$16000~30000カナダドル(2024年春の110円換算レートで約176~330万円)、これに滞在費が加算されて、年総額CN$31000~45000カナダドル(340~495万円)前後、2学年ではその2倍でCN$62000~90000カナダドル(680~1000万円)が見込まれています。

カナダの統計によると、同じ州立大学院でも学費は異なり、ブリティシュコロンビア州(通称BC)・マニトバ州・ケベック州の授業料は割安です。同じカナダでもオンタリオ州になると、他州よりも15-20%前後、他州よりも高い価格設定となります。国を問わず学びたい修士プログラムコースの種類、或いは大学院がどの都市のロケーションにあるか、生活物価指数などによっても、米国と同じようにカナダ大学院留学に必要な年総額費用はが、大きく上下してくるとご理解ください。

Q-21.アメリカ・カナダの大学院に在籍中、アルバイトは合法的にできるの?
はい、働けます。米国大学院のフルタイム留学生なら、週20時間までキャンパス内ジョブでアルバイトができ、校内のカフェテリアやブックストア、留学生事務所のヘルパー、教授の助手アシスタント(通称TA)などで働けます。一方、カナダでは大学院・専門校においてフルタイム留学生なら、キャンパスジョブ、又は外のオフキャンパスでのアルバイトも可能ですが、大学院の外で働くには、雇用主からの雇用確定レターを学校事務局に提出が必須となります。カナダの方が、生活費を稼ぎやすい受け入れ体制が。フレキシブルと言えそうですね。

Q-22.アメリカ・カナダの大学院を選ばずに、ドイツの国立大学院なら留学生でも授業料が無料になるって本当?
A-22.

はい、ほんとうです。留学生でもドイツのパブリックの国立大学や大学院に留学すると、授業料が無料になります。滞在費だけは自己負担で、年10,000ユーロ―(約160万円、2024年春現在の為替レート160円適用時)前後で済むため、日本の大学院に自宅通学するのと、年間の総額がさして変わらない格安大学院留学が実現できます。

ドイツの国立大学は3年間で学士号、大学院ならほぼ1年間で、修士号がそれぞれ授与されます。でも、ドイツ語が話せなくても大丈夫!! 英語授業だけで卒業できるパブリックのドイツ国立大学院が存在します。ドイツの大学院を1年ちょっとで卒業したあと、現地に残って働きたい方には、さらに朗報!それはドイツの移民管理局から特別なビザが留学生に与えられる特典が有る事で、日本の多くの皆さんには、まだ案外知られていない知っトク情報ですね。

Q-23.ドイツ政府が実施中の国立大学院の修士卒の留学生への支援とは?
A-23.

ドイツ政府は、大学院卒の留学生が仕事先を見つけられやすいよう、最長18ヶ月間までドイツ国内に残れる猶予期間を認めるビザを、留学生を対象に発行しています。これは、Job Seeker Allowance Visa(ジョブ シーカー アローアンスビザ)と呼ばれるものです。フルタイムで就労できる働き口をドイツ国内で就活しながら探している間、留学生はパートタイムでアルバイトも同時にできます。そのため、生活費を現地で十分稼げるため、自己資金の持ち出しがほとんど不要となります。

留学生にとっては、至れり尽くせりのサポート体制で、極端な円安の今だからこそ、これは見逃せない穴場と言えるでしょう。ドイツで正規大学院留学を、英語だけで確実に安く実現させ、且つ海外で働きたい方には、是非、アメリカ留学センター米国本部にご連絡下さい。英語力が少し不十分でも大丈夫ですよ!!⇒ info@welcomestudy.com

Q-24.留学費用を抑えたい為、日本で海外の大学院卒をオンライン授業だけで卒業できる?
A-24.

はい、オンラインだけで卒業できます。海外にわざわざ出向かずとも一定レベルの英語力さえある方なら、日本に居ながらにして海外の大学院コースを、受講できる世の中となりました。修士プログラムを終えると、修士号(マスターレベル)が授与されます。但し、臨床を必要とする専攻学科(例:心理学カウンセラー修士・理学療法修士)などは、すべてオンライン適用の普及にまでは、現時点でまだ至っておりません。

但し、コロナ禍を機に多くの教育機関が、オンラインコース開設に踏み切ったのは事実です。ポピュラーなオンライン授業が、ビジネス系分野に特に集中する傾向が、今や急増しています。修士の卒業証書デイプロマには、オンライン受講などと明記されてはおらず、正式な修士号の有資格者として認定されます。

Q-25.留学せずにオンラインだけで海外の大学院修士を取る注意事項とデメリットは?
A-25.

オンラインプログラムには、勿論、長所と短所があります。教材からだけで学ぶのではなく、ZOOMで提供されるオンライン授業に日本から実際に参加し、自分の意見を述べたり、プレゼンのスキルも同時に求められます。そのため、オンラインの留意点とは、より高い英語力を要求され、英語で自己主張を展開できるだけのコミュニケーション能力、並びに教授とのスムーズで親しい関係の構築が、一般の対面授業による修士コースよりも、一層問われることでしょうか。

オンラインで修士が取れる最大のメリットは、海外での生活滞在費がゼロにできるため、何百万円ものお金をセーブできる点です。日本で就労しながらオンラインコースをパートタイム学生として受講できるオプションも選べ、フルタイムの専用学生に必ずしもなる必要はありません。パートタイム受講生だと、フルタイム学生が修士を取るまでの期間の約2倍は掛かりますが、就労しながらもマイペースで学びたい社会人にとっては、他者との差別化がポジティブに図れるスキルアップが目指せる生涯学習となり、お勧めです。

Q-26.アメリカ・カナダの大学院でMBA修士号を取る場合、どんなオプション学科があるの?
A-26.

北米の大学院でビジネス分野に特化して学べる組織を、「___ビジネススクール」と名称されている事が、大変ポピュラーです。或いは、ビジネススクールを主催する主任教授の個人名を、学校名に冠して命名する大学院も多くみられます。その一例をあげるなら、ノースウエスタン大学の「Kellog Business School ケロッグビジネススクール」、ロスのダウンタウンに在るUSC大学院の「Marshal Buseness School マーシャルビジネススクール」などは世界的に有名です。よって、必ずしも「__大学院」とは呼ばれない事も多々あり、「___ビジネススクール」とだけ聞くと、普通、日本のどこにでもある一般の専門校レベルと勘違いされる方が、おられるかもしれません。

大学院の修士MBAコースで何が学べるか、下記に抜粋でリストしてみたので参照されてください。大学院によっては、名称に多少の相違があります。
●International Marketing(国際マーケティング)
●International Business Management(国際ビジネスマネージメント
●Leadership(リーダーシップ)
●Management of Business Administration(通称MBA、経営管理戦略
●Business Analytics(ビジネス分析アナリティクス)
●Marketing & Analytics(マーケティングと分析アナリティクス)
●Statics & Business(統計とビジネス
●Accounting(アカンティング会計)
●Finance(ファイナンス金融)
●Entrepreneurship & Innovation(起業精神とイノベーション)、Tourism & Hospitality Managementyなど多彩です。

Q-27. アメリカ・カナダの修士MBA取得後に稼げる高年収ってどのくらいなの?
A-27.

高年収がもっとも期待できるMBA修士専攻は、ビッグデーター分析を組み合わせたMBAです。AIテクノロジーの急速な普及から、MBA修士号は従来以上に多様性をさらに求められる時代に突入し、デジタル情報分析とのコラボが、今や不可欠となりつつあります。これは言い換えると、学位称号の「MBA」は一つだけのタイトルにその学んだ内容が限定されるものではないと言う事実です。

北米トップレベルにあるMBA修士卒者ともなれば、卒業から6カ月以内の就職確定率は、95%を超えます。年学費を仮に800万以上留学につぎ込んだとしても、初任給の年収が平均10万ドル以上(150円換算で約1500万円)からが最低のスタートになるのなら、投資した留学資金の回収率も早く、借入金で留学をしたとしても、短期間で払い返せる利便性の高さとハイリターンの投資と捉えられています。あくまでもこれは平均年収での話で、上限は2000万を超える初任給の高年収者もザラにいます。

Q-28. アメリカ・カナダの修士MBAが、ヨーロッパのビジネススクール修士MBAと異なる相違点は?
A-28.

はい、大きな違いは、北米の大学院の多くがトラディショナルマスターコースで修士号を取るまでに2学年度掛かる事です。一方、欧州や英国での修士号の多くは、MBA以外の修士も含めて、ほぼ1年(9-13ヶ月)間で修士コースを卒業できます。

いずれの国でも、医学系・法学系の大学院コースは、卒業するまでに通常3~4年掛かる点は、皆、共通しています。大学院受験の適性テストと言われているGMAT(ビジネス系専攻の受験生対象)テスト、GRE(その他の専攻の受験生対象)テストのスコア提出は、主に米国だけのようで、ヨーロッパやカナダでは不要です。

Q-29. 修士プログラムの始業が、年2-4回もある国は何処なの?
A-29.

入学時期が年2-4回前後もあるのは、欧州のビジネススクール大学院に多く見られます。北米の著名な大学院ともなると、入学する1年前近くに出願が締め切られるため、準備にかける時間もお金もハンパではありません。よって英語だけでの修士コースが欧州には多数あるため、入学したい時期を自分の英語力の学習進度に合わせて選びやすいメリットは、大きいですね。

北米の大学院やビジネススクールの留学予算が高額すぎて、その留学費用が賄えない方へのアドバイスとして、ヨーロッパのビジネススクールが提供する修士への進学プランに切替える事も、2024年春現在での超円安の現状を見据えて、今ならドイツ国立大学への修士がイチ推しです。

Q-30. アメリカ・カナダの大学院から返済義務セロの給付型スカラシップをゲットするには?
A-30.

はい、お手伝いができます。日本で言われる奨学金の大半は、卒業後に分割で返済する一時的な学費貸与が多いです。北米における奨学金は、無償でもらえる学費割引きが、イコール、スカラシップの意味となります。現地の学生対象だけの奨学金もあれば、留学生対象、又は在校生なら国籍を問わず、学生全員が申請できるスカラシップも多数、毎年,大学院内で提示されており、申請は個人ベースで選抜式です。

授与条件の共通点は、積算成績評価GPAが、3.0~3.8前後の学業優秀が学生たちです。勉強した事への対等評価が基本にあるため、、日本のように一旦、入学したら卒業保証が前提となる仕組みの大学院とは大きく異なり、在籍中はどの学生も必死に勉強する訳で気が抜けません。GPA2.0を割り込むと大学院から警告され、次の学期までポイントが上がらないと、退学勧告されたり、卒業時期がさらに遅れる原因を招いて、お金と時間を無駄になります。

Q-31. アメリカの大学院から奨学金を初めからもらいたい時、どのあたりの大学になりそう?
A-31.

米国の中西部州に在る州立大・私立大が候補となります。給付型スカラシップを卒業まで毎学期もらえるお手伝いを、初回の入学時から手配可能です。授与される金額は大学院にもより、年70-250万円前後が見込まれそうです。カリフォルニア州の大学院は、立地が優れて観光スポットも多い事で知名度が高いため、出願数が毎年多い事で知られています。その関係から、スカラシップを初めから授与する大学院は、ほぼありません。

奨学金がもらえる事を最優先し、敢えて都会地にある大学院に拘らない人で、中西部州に在る大学院にご関心がある方は、アメリカ留学センター米国本部にご連絡下さい。⇒ info@qwlconestudycom